伝わる文章はこうつくる。これまでの振り返りと実務への活かし方

伝わる文章には、いくつかの共通点があります。
見出しのつくり方、一文の長さ、言葉の選び方、読み手の設定、構成、終わり方。
どれも特別な技術ではなく、少し意識するだけで変えられるものです。
このシリーズでは、文章を「伝わる形」にするためのポイントを、12回に分けて整理しました。
実務の中で使える形でまとめています。
気になるところから読んでも、順番に読んでも構いません。
12のポイント一覧
① 自治体の文章が固くなる理由
→ なぜ文章が伝わりにくくなるのか
② 広報誌が読まれない理由
→ 読まれない原因を知る
③ 網羅型文章の落とし穴
→ 情報を詰め込みすぎない
④ 見出しで9割決まる
→ 読むかどうかは見出しで決まる
⑤ 一文を短くする
→ 短くするだけで読みやすくなる
⑥ 専門用語は伝わらない
→ やさしい言葉に言い換える
⑦ お役所言葉の言い換え
→ そのまま使える言い換え例
⑧ 読み手を大多数にしない
→ たった一人に向けて書く
⑨ 結論を最初に書く
→ 最初に「何の話か」を示す
⑩ 書き手と読み手のズレ
→ 伝わらない原因を知る
⑪ 行動につながる終わり方
→ 最後の一文で行動が変わる
⑫ まとめ(このページ)
→ 全体を実務に活かす
まずどこから読むか
はじめての方は、見出しと一文の回から読むのがおすすめです。
・① 見出し
・② 一文
ここを変えるだけで、文章は大きく変わります。
実務で見直したいポイント
文章を書くときは、次の順番で見直します。
・見出しで「読む理由」をつくっているか
・一文が長くなっていないか
・専門用語やお役所言葉を使いすぎていないか
・誰に向けて書いているかが明確か
・結論が最初に示されているか
・情報だけでなく意味が伝わっているか
・最後に行動が示されているか
すべてを一度に整える必要はありません。
一つずつ見直すだけでも、文章は変わります。
よくあるつまずき
実務の中で多いのは、次のようなケースです。
・説明を丁寧にしようとして長くなる
・正確に書こうとして難しくなる
・広く伝えようとしてぼやける
・伝えたつもりで終わってしまう
どれも、悪いことではありません。
ただ、その結果として
読み手に届きにくくなってしまうことがあります。
文章は「相手との関係」でできている
文章は、書き手だけで完結するものではありません。
読み手がいて、はじめて成り立ちます。
だからこそ
「どう書くか」だけでなく
「どう受け取られるか」を考えることが大切です。
まとめ
・伝わる文章には共通のポイントがある
・一つずつ整えることで、文章は変わる
・正しさだけでなく、分かりやすさを大切にする
・一度に変えようとしない
・読み手との関係を意識する
文章は、情報を届けるための手段です。
そして同時に、
人と人との関係をつくるものでもあります。
日々の文章の中で、ひとつでも試してみてください。
